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埼玉県林業技術者研修

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林業の魅力シリーズ第28弾:菌類の驚異と共生の秘密

2024年7月14日

 

🌲 菌類の驚異と共生の秘密🌲

 

森林の中には、目に見えない力が働いています。

その一つが菌類のネットワークです。

菌類は、単なる土壌の一部や朽ちた木材に生える存在ではなく、

実は森林の健康と成長に不可欠な役割を果たしています。

今回は、菌類の凄さとトリビアについて詳しく見ていきましょう。

 

 

菌根菌との共生

樹木と菌根菌の共生は、森林エコシステムの基盤を支える重要な関係です。

樹木の根と菌根菌が結びつくことで、菌根菌は土壌からミネラルや水分を吸収し、

樹木に供給します。

樹木はその見返りに、光合成で得た糖分を菌根菌に提供します。

この相互関係により、樹木は栄養を効率的に吸収し、成長を促進します。

 

 

ウッドワイドウェブ

「ウッドワイドウェブ」とも呼ばれる菌類のネットワークは、

樹木同士が情報や栄養を交換するための重要な役割を果たします。

例えば、ある樹木が病気にかかると、他の樹木に警告信号を送ることができます。

このネットワークによって、森林全体が協力し合い、健康な状態を保つことができます。

 

 

助け合いの精神

樹木は互いに助け合うことで、より健康で強い森を形成します。

例えば、古い切り株が生き続けるために、周囲の樹木が栄養を供給することがあります。

この助け合いの精神は、樹木が単なる個体ではなく、

コミュニティの一部であることを示しています。

 

 

驚異の巨大菌類:オニナラタケ

世界で最も大きな生物は、アメリカのオレゴン州にある「オニナラタケ」という

キノコの菌糸体です。

この菌糸体は約8.9平方キロメートル(東京ドーム約684個分)にわたって広がっており、

推定重量は600トン、推定年齢は2400歳とされています。

この巨大な菌糸体は、地中で広がりながら栄養を吸収し、

同じDNAを持つキノコを地表に生やします。

つまり、広範囲にわたるキノコがすべて同じ個体であるということです。

 

 

🌲 おわりに 🌲

菌類は森林の健康と成長に欠かせない存在です。

菌根菌との共生やウッドワイドウェブ、樹木同士の助け合い、

そして驚異的な巨大菌類の存在など、自然界の菌類が持つ驚異的な力と役割に驚かされます。

林業の魅力は、こうした見えない自然の力を理解し、活用することにもあります。

興味を持った方は、ぜひ一緒に学び、自然の驚異を体験しましょう。

 

 

※杉の特性を存分生かしたタイニーログハウス

 

※オンライン説明会(YouTubeライブ)アーカイブ

 

※現地説明会(YouTubeライブ)アーカイブ

 

※動画で昨年の埼玉県林業技術者育成研修の様子をチェック!


https://youtu.be/IUJ07_DTw3A

 

※動画でレクリエーションゲームをチェック!

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