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埼玉県林業技術者研修

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建築家「坂 茂」 – サステナブルな木造建築の先駆者

2024年10月29日

 

坂 茂 – サステナブルな木造建築の先駆者

 

本日の林業の魅力シリーズ第98弾では、

サステナブルな木造建築の先駆者として注目される建築家、

坂 茂(Shigeru Ban)氏にスポットライトを当てます。

 

坂氏は、持続可能な素材である木材を建築に取り入れ、

環境への負荷を減らすことに成功した建築家です。

 

彼の革新的な木造建築は、

地震大国日本での木造建築の未来を示唆し、

環境保護と都市建築の融合に新たな視点を提供しています。

 

 

ポンピドゥー・センター・メッス(フランス)

 

 

 

1. 坂 茂のサステナブルな建築哲学

坂氏は、リサイクル可能な素材や木材を用いたサステナブルな建築を

積極的に推進してきました。

 

特に紙管や木材などの持続可能な材料を活用した彼のプロジェクトは、

災害用シェルターから大規模な建築物にまで多岐にわたります。

 

彼の哲学は「建築物が社会に貢献し、

人々を守るためのものであるべき」というものであり、

この視点から環境と人間の調和を目指した建築を手がけています。

 

 

 

2. 大規模木造建築の先駆者として

坂氏は、木材を現代建築に組み込むことにおいて世界的に注目されています。

彼のプロジェクトの一つであるフランスのポンピドゥー・センター・メッスは、

複雑な木造構造を用いて屋根に美しい曲線を描き、木材と建築の融合を象徴しています。

 

これは、CLTではなくグルーラム(集成材)を使い、独特のデザインを生み出していますが、

木材がもつ温かみと美しさを見事に表現しており、

木材を大規模建築に応用する先駆け的な例とされています。

 

また、日本国内でも木材の使用が進んでおり、坂氏の影響が反映されています。

その一例が、タマディック名古屋ビルです。

このビルは、CLTを用いた木質免震構造を採用しており、

持続可能性と安全性を両立させた日本初のオフィスビルとして注目を集めています。

 

CLTは強度と安定性に優れ、環境負荷が少ないため、都市部の木造建築に適しています。

タマディック名古屋ビルは、地震大国である日本の都市建築において木材の新しい可能性を

切り開くモデルケースとして期待されています。

 

 

 

3. 社会貢献と災害支援への取り組み

坂氏は、建築を通じた社会貢献にも積極的に取り組んでいます。

災害時には、彼の設計による紙管を使用した簡易シェルターが活用され、

被災地の支援に貢献しています。

 

彼の作品は、環境保護と社会支援の両方に役立つ建築の可能性を示し、

多くの人々に影響を与えています。

 

 

 

まとめ

林業の魅力シリーズ第98弾では、サステナブルな木造建築の

リーダーである坂 茂氏の業績と理念を紹介しました。

 

彼の革新的な木造建築は、環境負荷の低減や地域資源の

有効活用を目指す現代建築の重要な指針です。

 

ポンピドゥー・センター・メッスやタマディック名古屋ビルなどの

プロジェクトを通じて、坂氏は木造建築の可能性をさらに広げ、

未来の都市環境に貢献しています。

 

 

※杉の特性を存分生かしたタイニーログハウス

 

※オンライン説明会(YouTubeライブ)アーカイブ

 

※現地説明会(YouTubeライブ)アーカイブ

 

※動画で昨年の埼玉県林業技術者育成研修の様子をチェック!


https://youtu.be/IUJ07_DTw3A

 

※動画でレクリエーションゲームをチェック!

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