2025年1月18日
このログハウス講座のブログは、
ログハウスの知識からログワークまでを
ひとつのテキストとして毎週末に投稿しています。
本日は混合燃料の作り方について詳しく解説します。
チェーンソーを正しく動かすために欠かせない燃料の
準備方法を学び、チェーンソーの性能を最大限に引き出しましょう。
チェーンソーのエンジンは混合燃料によって動きます。
混合燃料はガソリンとエンジンオイルを一定の比率で混ぜたものです。
これを正しい手順で作ることがチェーンソーの性能を保ち、
振動障害の軽減にもつながります。
混合燃料の管理が不適切だと、エンジンの故障やパフォーマンスの低下を
引き起こす可能性があります。
以下に安全で効率的な混合燃料の作り方を解説します。
その日に使う量を作る: 混合燃料は時間が経つと劣化・変質するため、
2〜3日以内に使い切れる量を作るのが基本です。
混合比を守る: チェーンソーのエンジンに指定されたオイルとガソリンの混合比を正確に守ります。
順序を守る: オイルを先に容器に入れ、その後にガソリンを注ぎます。
最後に容器をよく振って攪拌し、しっかりと混ぜ合わせます。
適切な保管: 混合燃料はガソリン用の携行缶に入れ、
直射日光を避けた涼しい場所で保管してください。
湿気や火気のある場所は避け、安全を確保しましょう。
使用前に攪拌: チェーンソーに給油する前に、携行缶をよく振って燃料を再度攪拌してください。
混合燃料に使用するエンジンオイルは、以下の性状を満たすものを選ぶことが重要です:
減摩性: 金属同士の摩擦を減少させる。
冷却性: 発生した熱を吸収し冷却する。
緩衝性: 衝撃を吸収し、ストレスを緩和する。
密閉性: シリンダーとピストンリングの隙間を埋め、気密性を高める。
清浄性: 燃焼時に生じた不純物を洗浄する。
耐腐蝕性: 錆や腐蝕を防止する。
親和性: ガソリンと均一に混ざる。
正しいエンジンオイルを使用することで、チェーンソーの能力を最大限に発揮でき、
エンジンの寿命を延ばすことができます。
混合燃料を作る際には、以下の点にも注意してください:
混合比の計算を正確に行う。
携行缶の容量を確認し、適切な量を作る。
保管中に燃料が漏れないよう、蓋をしっかりと閉める。
混合燃料の作り方を正しく理解し実践することで、
チェーンソーの性能を最大限に引き出せます。
正確で安全な作業を行い、
ログハウスづくりをさらに充実させましょう。
当社はあなたのログハウスづくりをサポートするため、
最適なチェーンソーと関連用品をご提供します。お気軽にご相談ください。
次回のログハウス講座もお楽しみに!
※令和6年度埼玉県林業技術者育成研修40日間をダイジェストでまとめました。
ぜひご覧ください。