2025年1月19日
このログハウス講座のブログは、
ログハウスの知識からログワークまでを
ひとつのテキストとして毎週末に投稿しています。
本日はチェーンオイルについて深掘りし、
環境を守るために適切なオイル選びの重要性をお伝えします。
チェーンオイルはチェーンソーのガイドバーとソーチェーンを潤滑し、
焼き付きや摩耗を防ぐ重要な役割を担っています。
しかし、このオイルは切り子(チップ)とともに排出され、
地面に落ちるため、使用するオイルの種類が環境に大きな影響を及ぼします。
不適切なオイルを使用すると、雨で流されたオイルが川や海に到達し、
環境ホルモンとして環境破壊を引き起こす可能性があります。
特に鉱物油は分解されにくく、
土壌汚染や水質汚染を引き起こす要因となります。
環境保護の観点から、
植物性の生分解性チェーンオイルの使用が推奨されます。
これらのオイルは地中に浸透すると微生物によって分解され、
自然環境を損なうことがありません。
地球環境に優しい: 成分の99%が菜種油で構成されており、わずか21日間で93.8%が生分解されます。これにより、土壌や水質への影響を最小限に抑えます。
粘度指数が高い: 温度による粘度変化が少なく、一年を通じて安定して使用できます。氷点下-15.8℃の環境でも性能が確認されています。
引火点が高い: 火災リスクが低く、安全性に優れています。
潤滑性が良い: チェーンとガイドバーの摩耗を効果的に防ぎます。
環境認証を取得: 1988年にドイツ環境保護庁から「ブルーエンジェル」の認証を受けており、環境保全対応製品としての信頼性があります。
一部の環境団体や個人が環境を守ると謳いながらも、
鉱物油を使用しているケースが見受けられます。
これは知識不足や価格面の理由によるものですが、
本当に環境を守るためには、生分解性オイルを選ぶ必要があります。
欧州では、生分解性チェーンオイルの使用が進んでおり、
オーストリアでは鉱物系チェーンオイルの使用が全面禁止されています。
ドイツでも国有林での植物性チェーンオイルの使用が義務化されています。
日本でもこのような動きが広がることが期待されます。
適量を使用する: 必要以上にオイルを使わないことで環境負荷を軽減します。
適切に保管する: 日陰で涼しい場所に保管し、火気を避けましょう。
信頼できる製品を選ぶ: スチール バイオプラスのような環境認証を受けた製品を使用してください。
チェーンソーを使用する際には、
チェーンオイル選びが環境保護に直結します。
生分解性オイルである「スチール バイオプラス」は、
性能と環境保護の両立を実現する最高の選択肢です。
本当の意味で環境を守るために、ぜひお試しください。
当社では「スチール バイオプラス」をはじめ、
環境に配慮した製品を取り扱っています。詳しくはお気軽にご相談ください。
次回のログハウス講座もお楽しみに!
※令和6年度埼玉県林業技術者育成研修40日間をダイジェストでまとめました。
ぜひご覧ください。