2025年3月15日
ノッチとグルーブのファイナル・スクライブ
ログハウスづくりで重要な工程である「ノッチ」と「グルーブ」の
最終仕上げとなる「ファイナル・スクライブ」について、
本日は詳しく解説します。
ノッチのファイナル・スクライブ
ファイナル・スクライブでは、上下のログの下面と上面の距離を
正確に測定します。
特にグルーブの幅が最低でも5cm確保されることを確認してください。
※グルーブとは丸太と丸太が上下に重なるときの溝のことです。
ファイナル・マークの位置でスクライブすれば、
ログ同士がしっかりとカバーされ、密着性が増します。
もしログに凹凸などがあり、バーが過度に食い込む場合は、
ファイナル・マークに数mmずつプラスして調整し、
グルーブの幅を最適な5cmに設定します。
グルーブのファイナル・スクライブ
グルーブのファイナルスクライブでは、
スクライブ幅はファイナルマーク+3~6mmに設定します。
これはスクライブ作業時にログの動きを防ぐためです。
また、グルーブのスクライブでは、ログが崩れないように注意しながら、
スクライバーを動かす際は手前側を進行方向に45度程度傾けて行います。
ログの木口にはスクライブラインより5mm上にファイナルラインを
引いてください。
これはログの遊びを作り、セトリング(ログ壁の沈下)による
ログエンドへの負担を軽減する目的があります。
ファイナル・スクライブのポイント
・正確な寸法でログの密着性を向上
・スクライバーは慎重に、角度にも注意
・遊び(セトリングのための余裕)を設けることで長期的な安定性を確保
ログハウスづくりの最終仕上げとなるファイナル・スクライブは、
ログ同士の美しい接合と構造的な安定性を決定する重要な工程です。
正確な作業を心がけましょう。
次回は、ファイナルカットとグルーブカットを
詳しく解説しますので、引き続きお楽しみに!
※令和6年度埼玉県林業技術者育成研修40日間をダイジェストでまとめました。
ぜひご覧ください。