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2024年12月27日
『羊と鋼の森』宮下奈都著 〜音の森に響く職人の物語〜
本日は森林や木、自然にまつわる本を紹介する
金曜日の本紹介シリーズです。
第141弾は、宮下奈都著『羊と鋼の森』を取り上げます。
この作品は林業や木造建築の本ではありませんが、
「森」が象徴的に描かれ、自然と調和する人間の姿が
印象的な作品です。
ピアノの調律師として生きる主人公の成長と、
静かに広がる森のような物語が心に響きます。
書籍の内容
『羊と鋼の森』は、ピアノの調律師を目指す青年・外村が、
ピアノの音に魅せられ、職人として成長していく過程を描いた小説です。
タイトルの「羊」はピアノのハンマー部分、「鋼」は弦を指しており、
調律の現場はまさに「音の森」であることが象徴されています。
主なテーマ
・音と自然の関係性
・職人の成長と葛藤
・静かに広がる世界観と森のような時間の流れ
・他者との関わり、共に学び合うことの大切さ
森とのつながり
作中では「森」がたびたび登場し、
主人公の心象風景として描かれます。
ピアノの音を通して感じる「森の静けさ」、
そして調律の繊細な作業がまるで木々の葉を
撫でる風のように表現されます。
宮下奈都さんの描く世界観は、木々の持つ温もりや、
音が紡ぐ静謐さを改めて感じさせてくれます。
おすすめポイント
・静かで丁寧な言葉が心にしみる
・ピアノ調律師という珍しい職業が舞台
・音楽好きだけでなく、ものづくりに携わる人にもおすすめ
・読後に穏やかな気持ちになれる作品
映像化も話題に
『羊と鋼の森』は2018年に映画化されました。
主演は山﨑賢人さんで、物語の美しい世界観が
映像でも表現されています。
映画を見た方も、ぜひ原作を手に取ってほしい一冊です。
『羊と鋼の森』は、音楽と自然が織りなす静かで深い物語です。
木々の香りや音の響きを感じながら、ぜひ読んでみてください!
※令和6年度埼玉県林業技術者育成研修40日間をダイジェストでまとめました。
ぜひご覧ください。
※職業人講和アーカイブ