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2025年3月6日
山にまつわる不思議な話 – 木霊(こだま)の伝説
山や森林には、古くから多くの伝説や神話が伝えられています。
その中でも、「木霊(こだま)」の話は特に有名です。
木霊とは、山の木々に宿る精霊のような存在であり、
昔から「山で声を出すと木霊が返してくる」と言われています。
しかし、これは単なるこだま(山びこ)現象ではなく、
不思議な現象として語り継がれてきました。
木霊と日本の森
木霊は、日本各地の山岳信仰や民間伝承の中で神聖な存在とされています。
特に、大きな老木や杉の巨木には木霊が宿るとされ、
無闇に切ると祟りがあるとも言われています。
例えば、古い山村では、「木霊の宿る木を伐ると、村に災いが起こる」
という言い伝えがあり、慎重に木を選びながら伐採を行っていたそうです。
林業と木霊の関係
現代の林業においても、こうした伝説は無視できないものとして残っています。
例えば、「山師が不思議な体験をした話」として、
・伐採予定の大木に手をかけた瞬間、急に風が吹き、
チェーンソーが動かなくなった。
・何かを感じてその木を伐るのをやめたら、翌日大雨が降り、
その場所が崩れた。
・一度倒そうとした木が、翌日まったく別の方向に倒れるようになっていた。
などのエピソードは、ベテランの林業従事者からもよく聞かれます。
これは、迷信ではなく、木の状態や気候条件の変化を経験的に
捉える感覚ともいえるでしょう。
森林と共に生きる知恵
木霊の伝説は、森林への敬意を表すと同時に、
自然との共存の大切さを教えてくれます。
現代の持続可能な林業では、単に木を伐るのではなく、
次世代の森を育てることが求められます。
先人たちが伝えてきた「木霊を大切にする心」は、自然を尊重し、
森林管理を適切に行うための知恵とも言えるのではないでしょうか?
※令和6年度埼玉県林業技術者育成研修40日間のダイジェスト!
ぜひご覧ください。
※職業人講和アーカイブ