2025年3月22日
ラトラル・グルーブとUグルーブのカット方法
ログハウスづくりにおいて、丸太同士の密着性と外観の美しさを高めるために
重要なのが「グルーブ(溝)」の加工です。
ログハウスの壁に使う丸太には、主に「ラトラル・グルーブ」と「Uグルーブ」
という2つの溝が使用されます。
今回は、この2種類のグルーブの加工方法を詳しく解説します。
ラトラル・グルーブのカット方法
ラトラル・グルーブは、ログの内部に刻まれる溝で、丸太壁の密着性を高める役割を持っています。
以下の手順で加工します。
ラトラルグループのエッジ部分は、アックスで簡単に仕上げることが出来るので、
無理をしてスクライブ・ラインぎりぎりに刻む必要はありません。
まずチェンソーの下刃を使い、スクライブラインに沿って刻みを入れていきます。
このときバー先端の方向はログの中心に向かうようにして、深さは 50mm が目安で
両サイドのスクライブ・ラインに沿って2本のカットを刻みます。
次に今カットしたラインの切れ目から 2 本のカットの中心線を結ぶように
バー先端でカットしていきます。
ここがグルーブ加工の 1 番難しいところで、バーの突っ込みが足りないと
カットされない部分が残ってしまうので注意します。
反対側も同様に刻む。最後に2 本の角をカットします。
真横からグルーブをみたときに、 W 型になるのが正しいラトラル・グルーブの形状で
あることを覚えておきましょう。
Uグルーブのカット方法
Uグルーブはログエンドや開口部など外から見える部分に加工する溝で、
見た目の美しさが求められます。
加工手順は以下の通りです。
ログエンドや開口部で木口が目に見える部分は、仕上がりを美しく見せる為に
ラトラル・グルーブではなく U グルーブで加工します。
まずラフノッチと同様に垂直、両サイドとカットしていきます。
更にバー全体でブラッシングし、グルーブが U 字状になるように形成していきます。
ログを縦にブラッシングするときは、
バーが左右に振られやすいためにチェンソーをしっかりホールドします。
仕上げは、ログの横に移動してグルーブに直角にバーをあてるようブラッシングします。
Uグルーブは仕上がりの美しさが特に重要です。
ログハウスの美しさと機能性を両立させるためには、
グルーブの正しい加工が欠かせません。
今回ご紹介したラトラル・グルーブとUグルーブの加工方法を
しっかりマスターして、理想のログハウス作りを目指しましょう。
※令和6年度埼玉県林業技術者育成研修40日間をダイジェストでまとめました。
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