2025年2月11日
1段目のログを積む
本日は祝日ですので、ログハウス講座を行います。
ログハウスづくりのメインイベント「ログワーク」の
第一歩となる1段目のログ積みについて深掘りしていきます。
1段目のログは、建物の土台となる重要な役割を果たします。
高さの調整や安定性を確保するため、
ハーフログとシルログに分けられます。
1段目のログ積みのポイント
1. ハーフログの役割
最初に行う作業はログの半割りです。
これにより、間口と奥行きのログ壁の高さを互いに一致させます。
この半割りログを「ハーフログ」または「キーログ」と呼びます。
2. シルログの設置
ハーフログの上には、シルログをセットします。
シルログは基礎との接地面をフラットに保ち、
安定性を高める役割を担います。
接地面の幅は150mm以上が望ましく、
基礎部分をしっかり支える太めのログ材が使用されます。
作業の注意点
高さ調整: ログが水平に積み上がるよう、
基礎とログの高さを細かく調整します。
ログの曲がり: 室内空間を広げるために、
ログの曲がりが外向きになるよう配置します。
水平チェック: セッティング後は必ずレベルで水平を確認し、
安定した状態を保ちます。
ログハウスの1段目は、建物全体の安定性や美観を
左右する重要な工程です。
ハーフログやシルログの適切な設置によって、
後の作業がスムーズに進行します。
当校のログハウス講座テキストでは、
図解を交えてさらにわかりやすく説明しています。
ぜひ実際のテキストもご覧ください。
次回のログハウス講座もお楽しみに!
※令和6年度埼玉県林業技術者育成研修40日間をダイジェストでまとめました。
ぜひご覧ください。