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2024年11月21日
本日の林業の魅力シリーズ第115弾では、いつもとは少し趣向を変え、
山や森林にまつわる不思議な話「山怪」をテーマに取り上げます。
田中康弘氏の著書『山怪』から、山林で働く人々や山を訪れる人たちが
体験した不思議な出来事を紹介します。
林業の現場には自然の驚異と共に、
時には人智を超えた「何か」が潜んでいるといわれています。
その魅力に迫ります。
「山怪」とは、山や森林で起こる不思議な現象や体験を指します。
古くから山に入る人々の間で語り継がれる怪談や伝承は、
日本の山岳文化の一部として深く根付いています。
田中康弘氏の『山怪』では、林業や猟師、登山者などが遭遇した実体験を
基にした話が多く収められています。
田中氏の著書から印象的な一編を紹介します。
ある林業従事者が、深い山中で一人作業していたときのこと。
夕暮れが迫り、作業を終えて小屋に戻る途中、
誰もいないはずの後ろから足音が聞こえてきました。
振り返っても誰もおらず、再び歩き始めるとまた足音が…。
足音は自分の歩調にぴったりと合い、
気味が悪くなった従事者は振り返らずに急いで小屋に駆け込みました。
小屋に到着すると足音はぴたりと止まり、
その後は何事もなく朝を迎えたといいます。
ただ、その夜、遠くから聞こえた獣の鳴き声が今も忘れられないとのこと。
山では何か特別な「存在」が人を見守っているのかもしれないと語られています。
「山怪」の話は単なる怪談ではなく、自然の力や人間の想像力の奥深さを感じさせてくれます。
自然への畏敬の念
山怪は、人間が自然の中でどれだけ小さな存在であるかを思い起こさせます。
山での安全意識
山怪に遭遇した多くの体験談は、山での慎重な行動や準備の重要性を示唆しています。
山と文化のつながり
山怪の話は、日本の山岳文化や林業における伝承として、後世に語り継がれるべき価値を持っています。
林業の魅力シリーズ第115弾では、
田中康弘氏の『山怪』を通じて山林にまつわる不思議な話をご紹介しました。
山や森林には、科学では説明できないような神秘的な出来事が
今も潜んでいるのかもしれません。
肩の力を抜いて、自然と人間の不思議な関係に思いを
馳せてみるのも良いのではないでしょうか。
※職業人講和アーカイブ