※杉の特性を存分生かしたタイニーログハウス
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2024年12月23日
次世代バイオマス技術が切り開く未来の林業 – 廃材を活かすエネルギー革命
林業において「伐採後の廃材や端材の処理」は、長年の課題でした。
しかし今、次世代バイオマス技術がこの問題を解決し、
林業の収益化をさらに促進しています。
本日の林業の魅力シリーズ第137弾では、
廃材からエネルギーを生み出す最先端のバイオマス技術を取り上げます。
1. 次世代バイオマス技術とは?
バイオマスとは、植物や動物由来の再生可能な有機資源を
エネルギーとして活用する技術です。
従来のバイオマスは木質チップなどが中心でしたが、
次世代型はさらに進化し、未利用材や端材、伐根なども
燃料として変換できるようになっています。
2. バイオマス発電の仕組み
1. 廃材や端材の収集
伐採後に残る枝や端材を活用します。
2. 破砕・乾燥
適切なサイズに破砕し、含水率を下げて効率よく燃焼できる状態にします。
3. 発電
燃焼によってボイラーで蒸気を発生させ、タービンを回して発電します。
さらに発生した熱は、地域暖房や温室栽培などにも活用されます。
3. 廃材が宝に – 地域資源の最大活用
これまで「処理にコストがかかる」とされていた廃材が、
エネルギー資源として新たな価値を持ちます。
特に過疎地や中山間地域では、未利用材を有効活用することで、
地域経済の活性化にも繋がります。
4. バイオマス技術のメリット
・ CO2排出量削減 – カーボンニュートラル実現
・エネルギー自給率向上
・林業の収益向上 – 廃材が収入源に
・地域雇用の創出
次世代バイオマス技術は、林業の新たな柱として期待されています。
「木を切るだけ」ではなく、「木を余すことなく活用する」時代が到来しています。
地域の資源を守り、未来に繋げる新たな林業の形を探求していきましょう。
※令和6年度埼玉県林業技術者育成研修40日間をダイジェストでまとめました。
ぜひご覧ください。
※職業人講和アーカイブ