2025年3月23日
スカーフとクーフカットの方法
ログハウス講座第32回目は、ログハウス建築において非常に重要な
「スカーフ」と「クーフカット」の加工方法について解説します。
これらの技術はログハウスの耐久性や美観に大きく影響を与えます。
スカーフのカット方法
サドルノッチの特徴は、何といってもスカーフが刻まれることでしょう。
スカーフとはログの上面に刻む2つの長楕円形のカットであり、
ログのセンターを基準に対称的に刻まれます。
スカーフのカットラインは直線で刻むため、チェンソーバーをまっすぐに差し込み、
ログの中心に向けて真横からカットします。
バーを軽く差し込みながら丁寧にカットし、カット後はブラッシングで仕上げます。
最後の仕上げは曲面カンナまたはフィニッシュサンダーを使い、滑らかに整えます。
スカーフのカット精度はログの美観とフィット感に直結します。
ライン通り正確に仕上げることで、美しいログハウスが完成します。
クーフカットはノッチの上面に刻まれる鋸割りのことです。
このカットはログ材の収縮や乾燥によるひび割れを防ぐための重要な加工です。
ログは時間の経過とともに乾燥収縮する性質があり、
それに伴ってノッチ部分に歪みや割れが発生します。
クーフカットを施すことにより、ログ材の収縮や変形によるストレスを軽減し、
ログハウス全体の耐久性を向上させることができます。
このため、ログハウス施工の際は必ず正確なクーフカットを行う必要があります。
スカーフとクーフカットはログハウスの品質を左右する大切な加工方法です。
特に正確なライン取りと丁寧な仕上げが求められます。
ログハウス建築を成功させるために、
これらの技術をしっかりと習得しましょう。
※令和6年度埼玉県林業技術者育成研修40日間をダイジェストでまとめました。
ぜひご覧ください。