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埼玉県林業技術者研修

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林業の魅力シリーズ第222弾:透明な木材-トランスペアレントウッドが拓く未来

2025年4月28日

 

 

透明な木材-トランスペアレントウッドが拓く未来

 

 

月曜日は、未来の林業・建築・森林・自然・地球・人間に

 

関わる技術革新を紹介する日です。

 

 

第222弾では、木材に新たな可能性をもたらす革新的技術、

 

「トランスペアレントウッド(透明木材)」について深掘りします。

 

 

森の恵みが、未来の都市を形作る-そんな時代が近づいています。

 

 

 

 

 

 

トランスペアレントウッドとは?

 

透明木材とは、木材から「リグニン」と呼ばれる成分を取り除き、

代わりに透明なポリマーを浸透させることで作られる新素材です。

 

リグニン:木材の色や硬さを決める成分。これを除去することで透明化できる

ポリマー:透明性と強度を持たせるために使用

 

特徴:

高い断熱性

衝撃に強く、軽量

木目の柔らかさを残しつつ、光を通す

 

つまり、ガラスのように透明で、

木材の温かみを持った新しい素材なのです。

 

 

 

どこが未来的なのか?

 

トランスペアレントウッドは、

単なる話題性のある素材ではありません。

 

その機能性が、持続可能な社会に向けた多くの課題解決に

役立つと期待されています。

 

建築材としての応用:

自然光を取り込みつつ、断熱性能を確保する省エネルギー建築

木造ビルや住宅の窓、ファサードに活用

 

環境負荷低減:

ガラスより製造時のエネルギー消費が少ない

森林資源の新たな付加価値創出

 

美的価値の向上:

自然素材ならではの心地よさと、現代的なデザイン性を両立

まさに、林業と建築技術の融合による、

持続可能な都市づくりのカギを握る素材です。

 

 

 

林業へのインパクト

 

もし透明木材が広く普及すれば、

林業にも大きな変化が訪れるでしょう。

 

用材としての「見た目」だけでなく、

「成分」や「構造」で価値を測る時代に

 

小径木や間伐材など、

これまで利用しにくかった資源も活用可能に

 

森林の多面的利用がさらに加速し、

経済と環境の両立が進む

 

つまり、「伐るか伐らないか」ではない

新たな林業の道が開かれる可能性を秘めています。

 

 

 

トランスペアレントウッドは、

 

木材という古くからある素材を、

 

未来へと導く革新です。

 

 

木を伐り、育て、活かすだけでなく、

 

新たなカタチに進化させる-

 

それが次世代の林業の姿かもしれません。

 

 

森と都市、過去と未来をつなぐ透明な架け橋。

 

その一歩を、私たちはすでに踏み出しています。

 

 

※令和6年度埼玉県林業技術者育成研修40日間のダイジェスト!

 ぜひご覧ください。

 

※職業人講和アーカイブ

 

※杉の特性を存分生かしたタイニーログハウス

 

※オンライン説明会(YouTubeライブ)アーカイブ

 

※現地説明会(YouTubeライブ)アーカイブ

 

※動画で昨年の埼玉県林業技術者育成研修の様子をチェック!


https://youtu.be/IUJ07_DTw3A

 

※動画でレクリエーションゲームをチェック!

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